涙が出るほど心を打たれたサービス

現在、お仕事でちょっと壁にぶつかっています。
人の心を動かすことはこんなにも難しいのかと。
コンサルタントとして、まだ慣れていないなんて甘えは許されません。
目指すところは同じということは本当に恵まれています。

さて、角度を変えてどうやったら動けるか、腑に落とせるか。
心から考えていきたいと思っています。


そんなことを考えているココ最近、BigIssueを買えました。


これについては、ご存知の方も多いと思うのですが私にとっても思い入れが強いもので。
BigIssueについてはこちら


創刊号からこの取り組みを知っていました。
でも、自分の中でお情けでは買いたくはありませんでした。
きっと、一生懸命な人はわかるはず。と思っていたら自分が派遣切り。
ゆとりもないけど、買いたいと思える人と出会える時は来るはずと想っていたのです。


そして2009年立春の2月4日。
急に思い立って美容院の予約をしておきました。
お仕事の合間の移動で、久々に降りた原宿駅から神宮前まで歩いていると、
とても元気のいい声。
携帯を見ていた顔を上げるとそこには、輝いている存在が!
BigIssueを売っている方でした。


半ば衝動的に、少し会話をして購入したBigIssue。
「この号でよろしいですか?」
という声の意味に気づいたのはしばらく経ってからでした。


プラスティックのケースに、バックナンバーを綺麗に整理整頓して保管しているのです。
雨にぬれないように、折れないように。
BigIssueは1冊売って160円。
100円ショップで購入したとしたって、1号100円はこれに使っているのです。
歩き始めてから目で見た情報、会話の情報、いろんなことが繋がって
感動の嵐でした。うまく伝わらないなぁ。
筆力の無さを感じます。


でも、本当に泣きそうに感動したのはこの後です。
美容院について、BigIssueを開いたら!











綺麗な字で感謝のお手紙が入っているのです。


自分を思い起こして、人に対する感謝の気持ちをこうやってかたちにしたことがあるかなと。


ご自身の冊あたりの収入から100円のケースを購入して10円のコピーを払って
(倍の大きさで5円かもしれませんが)という投資をするノウハウ。
気配り、お客様を想っての商品管理。
元気の良い声で、アピールする営業的な声。
最後のありがとうございました!という声。
全てを取っても、この人はここにいる人じゃないんだろうなと思いました。



それに比べて、道を挟んだ側にいた、アメーバのスタジオ前の関係者さん。
2人で私語を話し続けて、そこにいる意味すらわからない。
スタジオの裏ですればいいのに、関係者であることだけはわかる腕章や、
手に持っているプラカードみたいなものとか。
ブランドイメージ、がた落ちでした。


本当に素晴らしい体験をさせていただきました。
ありがとう、原宿の販売者さん。